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Book Memories vol.5 : 起業家・フリーランスのための 「ブログ・SNS集客」のキホン

Theme: IT

Time: 約10分

Difficulty: 易

 

 

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 近年のインターネットの普及に伴い、様々な種類のSNSが登場している。僕が日常的に使ってるものには、TwitterやLINE、Facebook、そしてこのブログなどがあるが、他にも、InstagramやSnapchat、Messengerをはじめ、新型コロナウイルスで利用機会の急増したZoomや、中国によるスパイ行為の疑惑が挙がっているTikTokなど、その数は多岐にわたる。

 

 これらのSNSは、朝起きてすぐに確認し、日中もこまめに、そして寝る前にもチェックするものであり、今や僕たちの日常に欠かせないものとなっている。

ただ、「このアプリを自分はどんな目的で使っているのか」「このアプリを使うことでどんなメリットがあるのか」といったことを考える機会はなかなかないのではないか。

ただ単に、「周りが使っているから」「いい暇つぶしになりそうだから」といった理由で使っている人もいると思う。友達と繋がっておくことは大事だし、たまには気を抜くために利用することまでをも否定するつもりはないが、ひょっとしたら、僕たちの貴重な時間を食うものを、自分の習慣に組み入れている可能性もあることを忘れてはいけない。習慣・日常といったものは積み重なっていくものであるから、そこの質が悪いことは、大きな損になっている可能性があるのだ。

 

 急速する時代において限りある時間を有効に使い、多くの質の高い情報をインプットし、上品質のアウトプットを繰り返すためにも、自分の使っているSNSの意味を見直す必要があると感じる。

そのために、各SNSの特長を掴み、自分の目的と照らし合わせながら、効率よく時間を浪費しないような使い方をするように考えるべきである。

 

 

今回そのようなことを学んだのは、

 

起業家・フリーランスのための 「ブログ・SNS集客」のキホン

 

今城裕実著 同文館出版

 

という本。

 

 

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link below  ↓

 

 

 自分なりに大事だと思ったところをまとめたので、興味のある方は読んでいただければ、と思う。

 

 

 特に本を読んだ上で自分なりの解釈だったり派生させたことを書いたりしているわけではないが、一種の教科書的な感じで大事な点をさくっとまとめ、自分の知識の幅を広げていくためのアウトプットのツールとして使うことにしている。また記事の最初にVocabs欄を設け、キーワードや専門用語などを載せているので知識を効率的に広げていただきたい。読者の方々にはもし知らないことがあれば身につけていただきたいし、ただ要約しているだけなので、よくわからない点があれば自ら購入して読んでいただくなりと、自由に使っていただければと思う。

 

 

 

 

 

 

 

[Vocabs]

 

オウンドメディア:owned media。

「自分のメディア」という意味。

個人、又は自社が管理しているホームページ、メルマガ、ブログなどを指す。

 

アーンドメディア:earned media。

「獲得するメディア」を意味する。

TwitterFacebookInstagramなど、ファンや顧客を呼び込むための媒体。

 

ペイドメディア:paid media。

「お金を支払っているメディア」で、いわゆる宣伝広告のこと。

インターネット広告だけでなく、テレビや雑誌などの広告も含まれる。

 

トリプルメディア:オウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディアをあわせたもの。

 

 ・フロー型:コンテンツが時間経過とともに流れ去っていくタイプ。

 

ストック型:コンテンツが時間経過とともに蓄積されていくタイプ。

 

 

 

 

 

 

 

 

本文

 

[:1. ウェブから仕事につながる! ブログ・SNS集客]

[:2. 情報発信は「ツールの質」と「流れ」で考える]

[:3. ブログ 情報発信の強みを最大限に活かそう!]

[:4. フェイスブック 起業家の仲間づくりや、リアルへの発展に強いSNS]

[:5. Twitter 拡散力と速さが魅力、短文で手軽な発信ツール]

[:6.インスタグラム ハッシュタグを上手に使おう]

[:7. メルマガ・LINE@ 結局どっちがいいんだろう?]

[:8. これだけは押さえておきたい、情報発信のキホン]

[:9. 何をどう書く?情報発信の質を上げるライティングのキホン]

[:10. 起業を続けていくために、「あなた」を発信していこう]

 

 

※僕は3~7章の間は、3章(ブログ)と5章(Twitter)しか読んでいません。

 

 

1. ウェブから仕事につながる! ブログ・SNS集客

 

ウェブ集客の中心、「情報発信」のトリプルメディア

 

・起業する人が増え、競合も多くなっている。今や起業すると、ほとんどの人がブログやSNSを始めるのが当たり前。こんな状況の中で「ブログを書いています!」「Facebookをやっています!」というだけでは、何の優位性もない。

 

・検索結果から直接オウンドメディアに来てくれればいいけれど、かつてのようなSEO対策では効果がないし、ライバルも多い・・・。だから、アーンドメディアやペイドメディアの重要性が高まってきた。

 

・大手企業でさえSNSに力を入れ、忙しい顧客たちにアーンドメディアを使って接触し、オウンドメディアや実店舗への誘導を図っている。最近はSNS広告が手軽になったこともあり、個人でペイドメディアを使う起業家が随分と増えた。

 

・3つのメディアを活用している人としていない人、また、各メディアの性質や役割を理解して使っている人とそうでない人では、当然のことながら差がつく。

オウンドメディアだけでは厳しい時代、トリプルメディアの活用、特にアーンドメディアの理解と活用が重要ということをしっかり意識して、ブログ・SNSに取り組む。

 

情報発信の内容は、大きく分けるとこの2つ!

 

・「あなたの仕事」を知ってもらうのか

 「あなたの人柄」を知ってもらうのか

 

・仕事と、人柄と。情報発信をきっかけにうまく仕事につながっている人は、この両方をバランスよく発信できている。

 

 

2. 情報発信は「ツールの質」と「流れ」で考える

 

情報発信ツールの特性を知ることがはじめの一歩!

 

・情報発信のツールは、次から次へと新しいものが生まれて人気を獲得したり、逆に大勢の人が利用していたものが急激に廃れてしまったりする。そんな時に「〇〇というSNSをやるといいらしい」など魅力的に聞こえる新しい情報に飛びついて振り回されることなく、冷静な目で判断できる基準を自分の中にしっかり持つ。

 

・「〇〇ブログは、こんな目的に向いている。それはなぜか?」「△△というSNSは、こんな仕事の人にピッタリ。それは、こんな理由だから」ということがわかっていれば、今後どんなツールが登場しても、自分の事業に変化があっても、対応できるようになるはず。

 

・情報発信ツールの特性を見分けるポイント

 フロー型か・ストック型か

 検索できるか・できないか

 利用者はどんな人たちか?

 

 

 

フロー型か・ストック型か

 

・ストック型のツールでは、発信した情報の質とともに「多さ」も意味を持つ。

 

 

3. ブログ 情報発信の強みを最大限に活かそう!

 

キラキラ起業女子のA子さん

 

・A子さんのブログでは、プロフィールの下に「月別アーカイブ」を配置している。

訪れた読者に「A子さんが何をしている人か」を伝えるには、テーマやカテゴリー別の一覧を置く方がいい。A子さんが「いつ何をしていたか」よりも「どんな分野について語る人か」の方が、読者にとって重要だから。

 

ブログを見つけてもらう・読んでもらうには、タイトルが勝負!

 

・ブログ全体を1冊の本、投稿を1つの章と思って、検索されそうなキーワードを意識しつつ内容が一目でわかるタイトルをつけるように心がければ、必ずブログの価値は上がる。

 

・タイトルが長すぎると、検索表示されたときに省略されてしまうので、最長でも30字以内を目安にし、キーワードをなるべく前に入れるようにする。

 

ちゃんと作っていますか?「ブログを読んだ後」のしかけ

 

・①印象に残るブログタイトルやヘッダー画像にしておく

 ②ブログの下に署名を入れる

 ③見てほしいものへのリンクを貼っておく

 ④関連記事で引き留める

 

 

5. Twitter 拡散力と速さが魅力、短文で手軽な発信ツール

 

Twitterの特色は、速さ・手軽さ・おもしろさ

 

・日本は世界的に珍しいTwitter大国。先進国の中で、唯一Twitter利用者がFacebook利用者を上回っている、そしてほとんどの利用者が匿名のアカウントを使っている、というのは日本独特の傾向。本音と建前の文化があるので、匿名で自由に発信する場を求めている人が多いのかもしれない。

 

TwitterはBtoCの交流ができる可能性の高いSNS

 

・真面目な情報発信をコツコツ続けるならTwitterではなくブログでもよいわけで、Twitterを使うならやはり拡散力や交流のしやすさといった特色を活かした使い方をしないともったいない。

 

つぶやきの注目度を上げるコツは、頻度・面積・タイミング

 

・つぶやきを「より見てもらいやすく」する、ちょっとしたポイント

 ①つぶやく頻度を上げる

 ②画像をつける

 ③長いつぶやきを投稿する

 ④改行・空行を入れる

 ⑤トレンドのハッシュタグでつぶやく

 

 

8. これだけは押さえておきたい、情報発信のキホン

 

キャッチコピーと肩書きで、何をする人かを伝えよう!

 

・誰のために、どんなスキルや方法で、何の困りごとを解決できるのか、が明確に伝わるようにする。

 

・キャッチコピーと肩書きが必要な理由

 ①競合(ライバル)との差別化

 ②顧客のフィルタリング

 ③自分の意志や方向性を明確にする

 

肩書きは「まだ出会っていない人」に仕事を伝えるためにある

 

・肩書きは、人間的魅力ではなく職業を伝えるためにある。

 

・キャッチコピーを考えるときは、次のように自分に問いかける

 ①対象となるお客様の特色(年齢・性別・地域・職業など)は?

 ②お客様が抱えている悩み事や困りごと。または叶えたい願望は?

 ③悩み事、困りごと、叶えたい願望を解決する、または叶える商品やサービスの特長、そしてあなたの特長は?

 ④問題解決した結果、お客様はどうなる?

 

・例外的に、キャッチコピーなどが必要ない人もいる。それは、職業名や会社名そのものがキャッチコピーの役割をしている場合。

 

・資格名や職業名が際立っている場合・所属する組織や企業名に権威があり、仕事内容が伝わりやすい場合などは、キャッチコピーはあってもなくても構わない。

 

大事なのに忘れがち!プロフィールをしっかり書いていますか?

 

・職業や自己紹介文は絶対に書いておく。

 

・プロフィールはブログ・SNS・ホームページ・メルマガ登録ページなど、すべて統一する必要はない。各媒体にはそれぞれの目的・役割がある。例えば、ホームページのプロフィールはきちんと真面目なものに。SNSは趣味なども書いて親しみやすく、といったように、各媒体ごとの目的に合わせたプロフィールにする。

 

・プロフィールを見る人が「どんなあなたを求めているか」を意識して、それに応えて情報を提供するという姿勢で書く。

 

情報発信は、量 × 質 で考える

 

・ブログは検索に強い、記事の蓄積が検索にプラスに働く。

しかし、それはブログのテーマに沿った記事の場合。

いわば、ブログタイトルを書籍名・各記事の件名を目次にした専門書のような存在になれば、ブログの強みが最大限に活かされる。

 

・限られた時間と労力の中で、情報発信の 量 × 質 が最大になるように考える。

 

・読む価値のある情報を、高い頻度で発信できるのがベスト。

しかし、量だけ頑張っても中身が空っぽなら、ゼロはどんなに大きな数字をかけ算してもゼロ。

 

 

9. 何をどう書く?情報発信の質を上げるライティングのキホン

 

写真や動画の時代でも、文章で伝える大切さがなくならないのはなぜ?

 

・理由は大きく分けて2つ。

 検索結果のもとになる情報が「文章」だから。

 文章には書いた人の内面がにじみ出るから。

 

・文章は、書かれている内容以上に書いた人の「人となり」を伝えるもの。

作文のうまい下手の問題ではなく、取り上げる話題・言葉の選び方など端々から、書き手の興味の方向性や心のありようが自然とわかる。

極端な話、使っている一人称や語尾が変わるだけでも、その人のイメージは大きく違ってくる。

 

文章はパッと見が勝負。読む人をゲンナリさせない「見た目」を意識する

 

・あなたが一生懸命に書いた渾身の文章だったとしても、読み手は興味も読む気もないのが普通。

 

・何が書いてあるのかな?役に立つことや面白いことは書いてあるだろうか?と、興味や読む気が持てるかどうかを判断するために読み始める。

まずはざっくり斜め読みをされるのがあたりまえだと思っておく。

 

・文章の内容がうまいかどうか以前に、パッと見て「読みやすいビジュアル」かどうかが第一関門。

 

・キーワードは「視認性」と「可読性」。

視認性とは、「見えるかどうか」。

可読性とは、「読めるかどうか」。物理的な面よりも「読む気になるかどうか」という読み手の心理がカギ。

 

出だしが勝負!最初の3行で「続きを読みたい」と思わせることを意識して

 

・「続きが気になる書き方」をする。

 

・①規模の大きな話で驚かせる(Large-scale)

 ②トリビアな話題(雑学的な豆知識)で興味をひく(Trivia)

 ③あるあるネタで共感させる(Sympathize)

 ④カギカッコでの対話文でストーリー性を感じさせる(Dialogue)

 ⑤質問を投げかけ、答えを想像させる(Question)

 

読み手のストレスをなくす6つのポイント

 

・「うまい文章」とは、一読でスッと内容がつかめる文章。

エッセイや詩ではない情報発信のためのウェブライティングは、言葉のセンスや技巧よりも「スムーズに読めて内容がわかる」ことが最優先。

 

・途中で「ん?」という引っかかりや流れの気持ち悪さがない、そういう文章は、内容に集中できる。

 

・①「ん?どっち?」と思わせる別解は絶対ダメ!

 ②主語と述語を離しすぎると文法ミスにもなりやすいので注意

 ③長いセンテンスばかり続けず、分けて読みやすく

 ④意味や音読のリズムに合わない場所に読点を入れないように!

 ⑤語尾の重なりを避けてリズムよく(意図的な強調を除く)

 ⑥判読を瞬間的に惑わせる字並びに注意

 

・頭のなかで音読して、スッと読めるかどうかを確認しながら書く。

 

・読む人に「メリットある発信」を心がける。

(役に立つ情報に限らず、前向きな気持ちになれた・癒された等もメリット)

 

 

10. 起業を続けていくために、「あなた」を発信していこう

 

変化の激しい時代に実践すべき3つのこと

 

・①目標を立てる

 ②アンテナを立てる

 ③キャラを立てる

 

ブランディング、差別化という言葉に惑わされないで

 

・コツコツ真面目に誠実に仕事をし、偽りのないブランドを築いていくのが、起業家として長く仕事を続けていく秘訣。

 

・差別化の呪縛とは、「ライバルと差をつけなければならない」という思い込み。

差をつけ特別なポジションを築くこと、同業から抜きんでて優位に立つこと、そのために独自の強みを見つけることを差別化だと思い込んでいる。

 

・10人の中で一番になれる特長を、合計5つ集める。

その組み合わせが丸ごとかぶる人は、なかなかいない。

10の5乗で、10万人に1人の強みになる。

 

・自分だけの強みで差別化をするという言葉を聞くと、何となく「他の誰よりも勝る、唯一の強み」が必要に思える。それを探しても見つからないから、自分はダメだと思ってしまう人が多い。

複数の強みと、そこに「人としてのあなたらしさ」を加えてかけ算したら、同業であっても各々が違う強みを持つことになる。

 

・差別化というよりも、個別化・個性化というべきかもしれない。

 

ブランディングは「いい恰好すること」ではないし、差別化は「他の人よりすごいとアピールすること」ではない。

それをしても、真実でなければ高確率でバレる。

 

「あなたがいい」と言ってくださるお客様と出会うために、発信し続ける

 

・自分よりも優れた同業者はたくさんいるから、お客様に「私を選んでほしい」と言いきれる自信がない......という人の気持ちもよくわかる。

でも、みんな超一流を求めているわけではない。

 

・どんなに優れたライバルがいたとしても、出会った方の人が選ばれる。

仮に両方出会っても、ちゃんと伝えた方が選ばれる。

 

 

 

・「画面の向こうにいるのがリアルの人間」という意識がないと、情報発信でのマナーや気遣いがおろそかになったり、どこか無機質なものになったりする。相手は機械でなく人間だから、あなたが思っている以上に行間や雰囲気を読み取っている。

あなたがもし、自分の利益のことしか頭になかったら、そう書いていなくても伝わるし、反対に「読んでくれる人の役に立ちたい」と思って書くなら、そう感じてもらえる。

 

 

以上。

これらの知識をもって、SNSの使い方、情報発信の仕方を見直してみてはいかがだろうか。

 

 

 

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