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Book Memories vol.14: 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド

Theme: 自己啓発

Time: 約20分

Difficulty:

 

 

f:id:BobY2official:20210102032813j:image

 

 

 人は皆、悩みを抱えて生きているはずである。受験、部活、バイト、留学、就職、転職や恋愛等、人生におけるターニングポイントにおいて、自らの意思決定を支える確固たる自信・考え方を持った上で行動できている人はそう多くないはずである。あるいは、今取り組んでいることがまさに自分がやりたいことで、夢中になって一生続けていきたいと自信を持って言える人も多くはないだろう。このようなモヤモヤしている状態をそのままにして自己分析を後回しにしていては時間がもったいないから、よりよい人生を送るため、自分の「やりたいこと」を明確化することによって、迷いなく夢中で生きるための準備をする必要がある。

 

 「やりたいこと」を考える時には主に2つの要素が必要であると言われる。1つは選択肢。もう1つは 選択基準である。ここで、より重要なのは「選択基準」 を磨くこと。選択肢は世の中に無限にあふれているのに対し、選択基準は自分の内側にしかなく、自らの行動を決める上で唯一無二の心のよりどころとなる。よって選択基準を磨くことがより容易な方法であり、かつ自己理解のために必須であると言える。

  では具体的に「本当にやりたいこと」を決定するため、どのような方法で自己分析をすればいいのか。ここで、好きなこと・得意なこと ・大事なことの3つの要素に分けて考え、特に

 

好きなこと×得意なこと=やりたいこと

好きなこと×得意なこと×大事なこと =本当にやりたいこと

 

 

の公式を

 

1. 大事なこと

2. 得意なこと

3. 好きなこと  という順番で考え、「本当にやりたいこと」を見つける方法が存在する。

 

 日常生活で無意識のうちに行っている自分にとって当たり前なことを見つけ、「当たり前だよな」ではなく「自分にとっては当たり前だけど、これは他人からすると特別なのか」ということに気づき、他人の行動にイラッとしたり心がざわつく理由は、自分には自然にできていることが相手にはできていない、すなわち自分の得意なことである、といった思考を重ねることで、自分だけの取扱説明書を作る。

そして「本当にやりたいこと」が見つかった後は「本当にやりたいことを実現している自分」と「今の自分」の差を埋めるという行為を繰り返していくことで、人生はあらゆる方面でより豊かなものになるはずである。

 

 今回そのようなことを学んだのは、

 

 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド

 

八木仁平著  KADOKAWA 

 

という本。

 

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド | 八木 仁平 |本 | 通販 | Amazon

 link below ↓

 

 

 自分なりに大事だと思ったところをまとめたので、興味のある方は読んでいただければ、と思う。

 

  特に本を読んだ上で自分なりの解釈だったり派生させたことを書いたりしているわけではないが、一種の教科書的な感じで大事な点をさくっとまとめ、自分の知識の幅を広げていくためのアウトプットのツールとして使うことにしている。また記事の最初にVocabs欄を設け、キーワードや専門用語などを載せているので知識を効率的に広げていただきたい。読者の方々にはもし知らないことがあれば身につけていただきたいし、ただ要約しているだけなので、よくわからない点があれば自ら購入して読んでいただくなりと、自由に使っていただければと思う。

 

 

 

 

 [Vocabs]

 

VUCA:4つの単語「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取って作られた単語。
あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、想定外の事象が次々と発生するため、将来の予測が困難な状態を指す言葉。

 

ハロー効果:「1つの点で優れている人を見ると、他の点も素晴らしいに違いない」と想像する効果。

 

カラーバス効果:自分が意識している情報は、自然と目に飛び込んできやすくなるという心理現象のこと。

 

 

 

 

 

 

本文

 

 

[1.「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い]

[2. なぜ「やりたいことが分からず迷い続けてしまう」のか?」

[3.「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」自己理解メソッド]

[4.人生を導くコンパス 「大事なこと」を見つける]

[5.「得意なこと」さえ見つければ何でも仕事にできる]

[6.「好きなこと」を見つけて努力とサヨナラする]

[7.「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める]

[8.「人生を劇的に変える」自己理解の魔法]

 

 

 

1.「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い


間違い① 「一生続けられること」でなければいけない


・1つの「やりたいこと」に固執し続けるのは、もはやリスクでしかない。
今の時代のキーワードは「変化」。1つの場所でずっと粘る力よりも社会の変化に合わせ、柔軟に生きる時代に変わった。


・一番危険なのは、「やりたいこと」が何もなく、漫然と毎日を過ごしてしまうこと。


・一生続けられることを見つけたい!」と思っている場合も、そのスタート地点は「今一番『やりたいこと』」。


間違い② やりたいことを見つけた時には「運命的な感覚」がある


・仕事に対して「どこかに良いことだらけの天職がある」という理想を持つのは危険。
そもそも楽しいだけの仕事なんてどこにも存在しない。どんな仕事でも面倒なこともあれば、嫌なこともある。「やりたいこと」のために「やらなければいけないこと」も存在するが、それを工夫して楽しめるようにしていくのも仕事の一部。

 

・天から与えられる運命的な「やりたいこと」を探しても時間の無駄。今自分の中にある小さな興味を育てたり、目の前の仕事を面白くする工夫をすることで「やりたいこと」は作られる


間違い③ 「人のためになること」でないといけない


・「やりたいこと」を考える時点では、それが人の役に立つかどうかなんてどうでもいい。


・どんな「やりたいこと」でも、あなたが興味を持ったなら、同じことに興味を持っている人は必ずいる。その人たちに向けてアプローチをすることで、必ず仕事(商売)になる。仕事になるということは、価値を感じてくれている人がいるということなので、 自分の「やりたいこと」をし続けた結果として「人のためになっている」 というのが正しい。


・今「誰にでも褒められるような立派な『やりたいこと』を見つけないと……」と思っていたら、その考えはすぐに捨てる。 無理やり自分を押し殺して「人のために頑張るんだ」というのは、ただの自己犠牲。


・「やりたいこと」は、自分がストレスなく続けられることなので、人のために長期にわたり貢献し続けることができる。「やりたいこと」をやれば、自分が楽しく、人のためにもなり続け、成長し感謝され続けるという自利利他の状態を作ることができる。


間違い④ 見つけるには「たくさん行動する」しかない


・「やりたいこと」が分からない原因の多くは「選択肢が多すぎること」。


・「『やりたいこと』はこれだ!」と選択する時には2つの要素が必要。

1つは選択肢
もう1つは 選択基準


。仕事選びで「今これが流行っている」や「給料が高い」など、自分がやりたい仕事をするという本質からズレた選択をしてしまった場合、非常に大きな弊害があることは想像に難しくない。


・「『やりたいこと』が分からない」と感じている時にやるべきなのは選択肢を増やすことではない。僕たちはもう十分すぎるほど選択肢を手に入れている。


・必要なのは、「選択基準」 を磨くこと
選択基準は、自分の内側にしかない。だから選択基準を磨くために自己理解が必要。


間違い⑤ やりたいことが「仕事」にならない


・「やりたいこと」は自分の中にある。

「やりたいこと」の実現手段は社会の中にある。

「やりたいこと」は自分の内側にしかないが、「やりたいこと」の実現手段は自分の外側に溢れまくっている。


・「やりたいこと」の実現手段まで自分で考えなければいけないとなると、「やりたいこと」探しのハードルが一気に上がってしまう。 だから「やりたいこと」を探す段階で、実現手段をセットで考えるのはやめる。それは後の話。

 

 

2. なぜ「やりたいことが分からず迷い続けてしまう」のか?


「やりたいことが分からないなら 行動してみるしかない」の落とし穴

 

・「やりたいことが分からないのは行動が足りないからだ!」 と新しく興味のあることに手を出しても、さらに選択肢が増えてますます分からなくなる。
「やりたいこと」が分からないのは 選択肢が多すぎるから。


「迷い続ける人」と「自分の道を進む人」の たった1つの違い


・迷い続ける人は「どうすべきか? どちらにメリットがあるだろうか?」と頭で考えてしまっている人。

変化の早い時代に僕たちは、「どちらがメリットがあるだろうか?」という頭の判断とは、根本的に違う判断基準を持つ必要がある。
その判断基準は「どうしたいか?」という心の基準


・無数にある目の前の選択肢の中から「どうすべきか?」というメリット重視の判断では、選びきれない時代になった。けれど「どうしたいか?」という心の基準であれば、選ぶのは簡単。


自分が興味があること自然と惹きつけられること価値観がマッチしていること、という自分の内側にある基準で選ぶ。


・無数にある選択肢を、自分のフィルターに通すだけでほんのいくつかに絞ることができる。VUCAな外の世界とは違って、あなたの内側の世界は大きくは変化しない。だから、一度決断してしまえば、迷いもなくなるので時代がどう変化しようとブレずに行動していくことができる。

 

 

3.「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」自己理解メソッド


・「やりたいこと」が分からない理由は、 ただ単に言葉の意味を知らないから。


・「直感的に」ではなく 「論理的に」やりたいことを見つけ出す。

自己理解メソッドでは「好きなことを見つけるには心の声を聞け!」などの、曖昧な表現はしない。明確な基準を用意して解説する。


「やりたいこと」探しを終わらせる、 自己理解メソッドの3本柱とは?


・1.好きなこと

 2.得意なこと

 3.大事なこと


公式① 「好きなこと×得意なこと=やりたいこと」の意味とは?


・「好きなこと」とは「自分の情熱がある分野」のこと。

 

・「好きなこと(=情熱)」の特徴。

 

 興味があってもっと知りたいと感じる

 関わるだけで面白いので「これが本当に仕事でいいの?」と感じる

 「なんで?」「どうすれば?」のような問いが湧いてくる


・「得意なこと」とは「自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よいこと


・得意なこと(才能)の特徴

 

 やっていて心地いい

 頑張らなくても無意識にやっている

 ストレスがないので夢中になりやすい

 やっていると自分でいられる感覚がある

 仕事でなくても普段から自然とやっている

 他の人に対して「なんでこんなことができないの?」と思う


・「得意なこと」とよく混同されるのが「スキル・知識」 。この2つは似ているようで全く違う。

「得意なこと」は生まれつき持っているもので、「スキル・知識」は後で身につけられるものという違い。
「得意なこと」は一度学んで使えるようになれば、どんな仕事にでも使えるもので、「スキル・知識」は特定の仕事でのみ活用可能なもの。


持っている「スキル・知識ベース」で考えてしまうと、選択肢が狭まってしまい、いつまで経ってもやりたいことにはたどり着けない

自分の人生を充実させるための手段にすぎない「スキル・知識」だったはずが、いつの間にかそれを使うことが目的になってしまうことは多々ある。
スキルや知識は、自分のやりたいことを実現するために活用する手段 。スキルを活用することが目的になってしまうと、人生はつまらなくなってしまうのは当然。だからこそ、いつの時代でもどんな場所でも使える「得意なこと」を理解しておく必要がある。「スキル・知識」は、「本当にやりたいこと」が見つかってから必要であれば身につければ大丈夫。


「やりたいこと」とは結局何なのか?


・「やりたいこと」は「What(何を)×How(どうする)」の組み合わせ。


「やりたいこと」を考える時は、具体的な仕事内容(How)も自分に合っているかを考えるのが大切


「やりたいこと」と「なりたいもの」の違い


・自分の「やりたいこと」を職業名で考えることは2つの理由でおすすめしない。

 

理由1.「なりたいもの」を考えると仕事のイメージに注目してしまう

理由2.「なりたいもの」を考えると実現手段が限定されてしまう


・なりたいもの(職業)は諦めても構わない。むしろ可能性のない場所で頑張り続けても時間とエネルギーを消耗するだけ。 けれど「やりたいこと」は諦めないでください。それを実現するルートは必ずどこかにあるから。


公式② 「好きなこと×得意なこと×大事なこと =本当にやりたいこと」の意味


・「好きなこと×得意なこと」という行動だけではなく、状態も合わさって、初めて「本当にやりたいこと」になる。


「何のために働くのか?」 という質問に対しての答えが「大事なこと


「大事なこと(価値観)」から「仕事の目的」が生まれる。

 

・「大事なこと」が自分の内側に向くと、人生の目的が決まる。

 「大事なこと」が他人や社会など外側に向くと、仕事の目的が決まる。


・どうすれば自分が「心から『やりたいこと』の結果としてこういう価値を与えたい!」と感じる仕事の目的が見つかるのか?
それは「大事なこと(価値観)」が明確になれば、自然と見つかる。

 

「本当にやりたいこと」の具体例


・「なぜ仕事をするのか?」 という問いには「大事なこと」で答えられる。

 「何の仕事をするのか?」 という問いには「好きなこと」で答えられ

 「どうやって仕事をするのか?」 という問いには「得意なこと」で答えればOK。

 

・What(何を)× How(どうする)× Why(なぜ)

=What × How × Why(何をどうする。それはなぜ)


「就職・転職面接」でも無敵になれる理由


好きなことなぜこの業界なのか? 

 得意なこと どうやってこの仕事で成果を出すのか?

 大事なことなぜこの会社なのか?

 

自己理解メソッドのルール① 「好きなことで生きる」は間違い


・「好きなこと」は、あくまで仕事の目的を実現するための「手段」。
「『好きなこと』を仕事にする」でも、自己満足の仕事はできる。けれどお客さんに価値を与える仕事をするのは難しい。

 

・「好きなこと」は、手段でしかなく、固執してはいけない。
まずは「大事なこと」から生まれる「仕事の目的」から見つけていくのが自己理解メソッドのルール。


自己理解メソッドのルール② 好きなこと」の前に「得意なこと」から見つける


・一切の制約を抜きにして考えることができれば、確かにやりたいことは見つかる。けれど現実には様々な制約がある。その制約を外して思考できるなら、そもそも「やりたいこと」が分からなくて悩むということはない。


・「仕事にできない」という思考のブレーキを外すために「得意なこと」を見つける。


・ポイントは「好きなこと」を見つける前に「得意なこと」が必ず先。


・何でも仕事にして生活していけるという自信があるなら、「やりたいこと」は非常に見つけやすくなる。その自信を手に入れるために「得意なこと」を明確にしておくことが重要。


・「得意なこと」に確信が持てているなら、自分なりのやり方でどんな好きなことでも仕事にして生活していくことができる。その確信が持てれば、思考のブレーキが外れ、「やりたいこと」は自然と見つかる。だから「得意なこと」から先に明確にしておく必要がある。


・1. 大事なこと

 2. 得意なこと

 3. 好きなこと  という順番で「本当にやりたいこと」を見つける。

 

自己理解メソッドのルール③ 「細かい実現手段」は考えてはいけない


・「ブログ書こうかな」「YouTubeやろうかな」「プログラミング学ぼうかな」「どの会社に転職しようかな」「独立しようかな」「起業しようかな」「英語勉強しようかな」 など、そんなことはどうでもいい。それらは全て「本当にやりたいこと」が見つかったあとに、考えればいいことだから。


・手段にすぎない「会社」を働き方の中心においてしまうと、変化が起きた時に「あれ、自分は何のために働いているんだっけ?」と迷いが生まれてしまう。しかし、自分の人生の目的から働き方を考えているのであれば、その会社が手段として適切じゃなくなった場合は迷いなく転職や独立をすることができる。
会社はあなたの人生の目的に近づくための手段でしかない。その会社では自分の理想を叶えられないと思ったら、手段として変えるべき。

 

「本当にやりたいこと」が明確になれば、「実現の手段」は自動的に決まるので、最初から考える必要はない。そして実現の手段は、変えていってもいい。


・まずは、自分自身の「大事なこと(価値観)」を見つけて、そこから「何のために働くのか?」という仕事の目的を決めていく。


・やりたいことは「仕事の目的」を実現するための手段。次にやりたいことを見つける。その際は「得意なこと」から見つける。これは「自分の得意なことを使えば、なんでも仕事に出来る」という自信を持ってもらうため。そして最後に「好きなこと」を見つける。

 

 

4.人生を導くコンパス 「大事なこと」を見つける


・自分が飽きないやりたいことで、どうやって人を楽しませることができるか考えるのが、本当の仕事というもの。


・「自分がこう生きたい!」という自分の人生の目的と、「人にこんな影響を与えたい!」という仕事の目的、これが1本の線で繫がっている時に仕事に夢中になることができる。その中心になるのが「大事なこと(価値観)」。

「大事なこと(価値観)」を中心に仕事を作ると「自分が満たされて飽きない仕事ができ」さらに「お客さんも満たされて飽きない仕事ができる」ということ。


理解しておくべき「目標」と「価値観」の違い

 

・簡単に違いを説明すると、「大事なこと(価値観)」は「ずっと進み続ける人生の方向」で、目標は「その道の途中にあるチェックポイント」。
価値観は自分が向かう「方向」を指し示すもの。目標は自分が進む「距離」を決めるもの。


・燃え尽きてしまうのは、価値観を意識せずに目標を立ててしまっているから。そんな目標は達成しても幸せになれないし、達成した後に次の目標を見失ってしまう。
もし、モチベーションがあまり湧かないなら、それは価値観からズレてしまっているから。自分の進みたい方向とズレた場所に、目標の旗を立てていないか?


・自分にとって本当にメリットを感じられることなら、モチベーションに悩むことなんてあり得ない。今あなたがモチベーションに悩んで、どうすればモチベーションが上がるかと考えているなら、その時点で今進んでいる道は間違っている。目先のモチベーションを上げる方法を学ぶのではなく、人生の目的を明確にしてモチベーションを上げる方法なんて考えなくてもいい目標を立てる。


「本物の価値観」と「偽物の価値観」の見分け方


・「こう生きるべき」という偽物の価値観を、自分の価値観と勘違いしないようにする。これは、親や社会という自分の外側の世界から知らないうちにすり込まれている、自分以外の誰かの価値観。自分の価値観に気づかずに生きていると、いつの間にか周りの人の期待に流された人生を送ってしまう。


・「~したい」が本物の価値観 「~べき」は親・社会から押しつけられた偽の価値観。


本物の価値観を見つけ出す5つのステップ


・1. 質問に答えて価値観キーワードをリストアップする

 2. 価値観をマインドマップにまとめる

 3. 他人軸な価値観を、自分軸に転換する

 4. 価値観ランキングを作る

 5. 仕事の目的を決める

 

上手く質問に答えられない時の2つの対処法


・するする自分の気持ちが出てくる「ジャーナリング
まずは紙を用意する。そして答えたい質問を紙の一番上に書く。タイマーを3分にセットする。その時間中、質問に対して思い浮かんできたことをそのまま書き出す。ポイントは「手を止めてはいけない」というルールがあること。


・おしゃべりで自分を知る 「質問会話法

質問から会話を始めて自己理解をする方法。
質問会話法には「自分の考えを客観視してもらえる」というメリットもある。


自分にとって当たり前なことを見つけることが自己理解の目的。
「当たり前だよな」ではなく「自分にとっては当たり前だけど、これは他人からすると特別なのか!」というのが非常に重要な気づきになる。


-work STEP1- 5つの質問に答えて「価値観キーワード」を見つけ出す


・Q1 尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰か?

    その人のどんなところを尊敬しているか?


考えた時に「こういう風に生きたい!」と心が踊るような感覚が得られるなら誰でも構わない。あなたが尊敬している人は、あなたの価値観を反映している人。尊敬している人が複数人いるなら、それぞれのどんな部分を尊敬しているか考えてみる。全ての人に共通する価値観が見つかれば、それはあなたにとってとても重要な価値観


・Q2 幼い頃や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えている出来事or 

    経験は何か?

    それらが自分の価値観にどう影響を与えたか?


価値観の根本は、幼い頃の経験で作られている。自分の価値観と結びついている経験は、強烈な感情を伴っているので、記憶に残っている。今パッと思いついた経験について、そこからどんな価値観を学んだのかを考えてみる。


・Q3 今の社会には何が足りないと思うか?


社会を見わたして、不満に感じることは何か? 不満に感じるということは、あなたの中には、ボンヤリとでももっと良い社会の理想が見えているということ。理想があるのに、全く実現されていないから不満を感じている。理想と現実の差を埋めるのがあなたの「やりたいこと」


・Q4 「自分って人生で何を大事にしてそうかな?」と周りの人に聞いてみる。 

     そう思った具体的なエピソードも聞けるといい。


実は価値観とは、既に生活の中で発揮されている。なので、自分が気づいていなくても周りの人は気づいていたりするもの。


・Q5 「自分の子どもを育てたり、他人に助言するときに、一番伝えたいのはどんな

     行動で、一番伝えたくないのはどんな行動か?


あなたが子どもや他人に伝えたいと思っていることは、自分が周りの人に与えたい影響という意味で「仕事の目的」に繫がる。
反対に伝えたくないことも箇条書きでバーッと書き出してみる。「こんなこと言っている自分は想像もしたくない」と感じることであれば最高。


-work STEP 2- 「価値観マインドマップ」を作って思考を整理する


・価値観キーワードの似たもの同士をまとめて整理する。

多いほど、整理したときに自分の価値観がハッキリしやすくなる。


・価値観キーワードをリストアップすると、似たようなものがたくさん出てくる。しかし、その状態ではどれを大事にすればいいのかが分からない。それらの価値観キーワードを整理するのが、このステップの目的。


・おすすめは、マインドマップを活用する方法。手で作業する場合は、付箋を使うのがおすすめ。


・まずは価値観キーワードを全部書き出す。次に、自分にとって意味の近いキーワードをグループにして、4~6個に分類する。分類ができたら、それらのグループを総括するとどんな価値観キーワードになるかを考えてみる。似たようなキーワードが集まっていれば「これが自分の価値観かもしれない!」と見えてくる。

 

・一度たくさんキーワードを書き出して、まとめるというこのステップを経ることで、表面的でないあなたオリジナルの価値観ランキングが出来上がる。


-work STEP 3- 「他人軸」な価値観を「自分軸」に転換する

 

・価値観に正解はないと伝えたが、1つだけ注意して欲しいことがある。それは、 自分でコントロールできないことを価値観に入れない方がいいということ。


・「利益志向型の目標は達成しても幸せになることができず、実際には不幸になってしまう」ことが分かっている。

 

目的志向型の目標  「他の人の人生に手を貸し、学んで成長したい」 → 幸福度

利益志向型の目標  「金持ちになりたい」「有名になりたい」 → 不安・落ち込み


・「お金を得た先に何がしたい?」という、お金よりも先にある手に入れたいものを見つける。


・有名になるかどうかはコントロールできないので他人軸の価値観だが、好奇心に従って生きることは自分でコントロールすることができるので自分軸の価値観。別にお金持ちになることや有名になることを諦めろと言っているわけではない。その先にある本当の目的から目を逸らしてはいけない、ということ。


・実は自分軸の価値観を追求するほど、他人軸の価値観も自然と実現されていく。

自分軸で生きることで、自然と他人軸の価値観も満たされてしまうということ。


・出てきた価値観に対して「その目的は?」「手に入れたら何がしたい?」 と質問して、その先にある自分の手に入れたいものを考えてみてみる。


・他人軸な価値観を目標にしてしまうと、いつまで経っても本当の意味で心が満たされることはない。その先にあなたが求めている「自分軸」な価値観をこのステップで明確にする。


-work STEP 4- 「価値観ランキング」を作って優先順位を決める

 

・出てきた価値観をランキング付けする。
このランキング付けをしっかり行うことで、今後の人生の迷いを確実に減らすことができるので必ずやってみる。


・ランキングをつけるコツは「どっちが最終目的か?」という質問について考えてみること。


・下が最初に満たすべき「土台」となっている価値観で、上位になるほど「最終的な目的」だと分かりやすくする。

 

・ランキングを作ることができれば、今自分のどこの価値観が満たされていないのかが一目瞭然になる。


-work STEP 5- 「仕事の目的」を決めれば自然と仕事が上手くいく


・価値観というものはまずは自分で満たす必要がある。 まず自分が価値観に忠実な生き方をして、自分自身を満たすことが重要。


・どんな価値を周りに広げていきたいのかを、自分の持っている価値観リストから選んでみる。自分が本気で大事だと思うものでなければ、それを実現するために本気になることはできないから。


あなたがこれまで人に価値を提供しようとした経験を振り返ることが有効。意識せずとも、人は自分の周りの世界に対して影響を与えようと行動するもの。どんな影響を与えようとするのかは人それぞれだが、あなたにも必ずそんな経験がある。その経験を振り返ると「無意識のうちに周りに与えようとしてきた影響」が見えてくる。それがあなたの「仕事の目的」になる。
振り返る経験は「価値を提供できた」ではなく「価値を提供しようとした」レベルで構わない。提供したいという気持ちがあれば、その「スキルや知識」はこれから学べばいいから。


・様々なキーワードが出てくると思うが、一番多く出てきているものをあなたの「仕事の目的」に定めればOK。それだけこれまでの人生の中で自然とやってきたことなので、「仕事の目的」にしても違和感を感じることなく、働くことができるようになる。


・仕事の目的が決まれば、たくさんのやりたいことの中から自分の「本当にやりたいこと」を見つけ出すことができる。この先あなたがたくさんの「やりたいこと」を見つけても、仕事の目的となる「提供価値」を決めていれば「本当にやりたいこと」を見つけ出すことができる


・「人を笑顔にしたい」や「人を幸せにしたい」は仕事の目的にはならない。なぜなら、人を笑顔にしない仕事は存在しないから。それを「仕事の目的」に定めてしまうと、やりたいことが絞れずに迷い続けてしまうことになる。その場合は「どんな時に人は笑顔になるのか?」または「どんな時に人は幸せを感じるのか?」を考えてみる。「安心した時に笑顔になる」「ワクワクした時に笑顔になる」など、そこにあなたの価値観が現れる。


・仕事の目的が決まったら、次にその目的を実現するための「やりたいこと」を見つけ出しに行く。

 

 

5.「得意なこと」さえ見つければ何でも仕事にできる


「得意なこと」の定義とは


得意なこと成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン
簡単にいうと、「クセ」のようなものが「得意なこと」。スポーツの才能や音楽の才能という輝かしいものではなく、あなたが無意識に自然とやってしまうこと。

「得意なこと」は、自分にとっては「無意識」であることがポイント 。無意識にやっていることなので、気づくのが難しい。


・時間をとって自分の行動を振り返ることで、自分が無意識にできる「得意なこと」を見つける必要がある。

 

「自分を変える努力」から「自分を活かす努力」へ


・「得意なこと(才能)」とは、それ自体はただの「クセ」でしかない。クセなので、良いも悪いもない。その「クセ」をどう認識するかで、「長所」にも「短所」にもなる。


・自分の得意なこと(才能)がどうすれば長所として発揮されるのかを理解してなければいけない。
短所をなくそうとする努力は苦しく、その先には「自分は努力しても変われない」という自己否定しかない。


・努力は必ず報われるというのは噓。苦手を克服する努力は意味がない。むしろ自分の苦手なことばかりに着目せざるを得なくなるので、自己否定が加速していくだけ。

人それぞれ持っている才能に優劣はない。大事なのは、自分の持っている「得意なこと」を理解して、上手く活用できるようになること。


・「自分を変える努力」は今後一切必要ない、「自分を活かす努力」を始める。


自己啓発本」を読めば読むほど自信を失うワケ


・ 大事なのは、誰かの長所の使い方を真似ることではなく、自分だけが使える勝ちパターンを手に入れること。

 

自分だけの取扱説明書を作る。それが手に入れば自分の苦手なことをやって「なんかやる気が出ない」という日がなくなり、人生ゲームの攻略難易度は一気に下がる。その取扱説明書は自己啓発本をいくら読んでも見つからない。自分のこれまでの経験の中にしか眠っていないから。


「長所」を尖らせて代わりのいない存在になる


・元から得意でないことをいくら努力しても、大した強みにはならない。 自分が元から上手くできることを効率よく伸ばしていくことが、重要。もともと尖っている先端を、もっともっと尖らせることに時間を使う。その尖りがあなたらしさ。そして、仕事で成果を生むもの。


-work- 5つの質問に答えて「得意なこと」を見つけ出す


・ゴールは、長所が10個 見つかっている状態。


・Q1 これまでの人生で充実していた体験は?


「得意なこと」と「苦手なこと」の見分け方はシンプル。 やると充実感が得られるのが「得意なこと」で、やると疲労感が募るのが「苦手なこと」。
まずは「自分がどんなときに楽しいと感じるか」から「得意なこと」をしっかりと捉える。仕事の中でどうやって長所として活かせるかを考えるのは、次のステップ。


・Q2 最近イラッとした、もしくは心がザワザワしたのはい


他人の行動にイラッとしたり、心がざわつく理由は、自分には自然にできていることが相手にはできていないから。イラッとした時は、自分がいつも当たり前にやっている「得意なこと」に気づくチャンス。自然にやってしまうことが仕事にできれば、仕事は流れるプールを浮き輪に乗って進むように、楽で楽しいものになる。


・Q3 「仲のいい人に「自分の長所って何だと思う?」と聞いてみる


周りの人には明らかに見えていて、気づいていないのは自分だけということが多々ある。当たり前すぎて気づけていなかった長所に「そうだったのか!」と、必ず気づく。


・Q4 明日仕事を辞めてしまったとして、もっとやりたかったと感じるのはどの部分

    か? 仕事をしていない場合は前の仕事について考えてみる。


仕事は1つの塊として考えるのではなく、複数の作業の組み合わせとして考えるのがポイント。やっている仕事の全部が楽しい、全部辛いということは、ほぼない。どんな楽しい仕事にも嫌な部分があるし、どんな辛い仕事にも楽しい部分がある。
「明日仕事を辞めたとしたら、もっとやりたいと感じる部分はどこか?」それがあなたの「得意なこと」であり、やっていて充実感を感じる部分。あなたが今、嫌だと思っている仕事の中にも、楽しいと感じる部分があるはず。そこにあなたの得意なことが眠っている


・Q5 これまでの人生で成果が出たことは何か? どうやって成果を出したか?


最も重要なのは、この質問。
仕事で使える「長所」を見つけるためには、これまで成果が出たことを振り返る必要がある。得意なことは感情と結びついている。長所を使っている時は充実感や喜びが感じられ、短所となっている時は空虚感を感じたり不安になってしまう。なので、今パッと思いついた経験を深掘りすれば、そこにあなたの長所が必ず眠っている。


1. 充実した状態に入る前に何をした?

2. その時の環境の特徴は?

3. 具体的にどんな行動を取っていた?

4. 「3.」の行動を取ったのはどんな思考から?

5. 当時は何を意識していた?

6. 何がモチベーションになっていた?

7. いつその充実感は終わった? どうすれば継続できた?

8. 当時、もっとこうすればよかったなと感じていることは?


この8つの視点であなたの成功体験を深掘りすることで、長所がどんどん見つかる。1つの成功体験を深掘りするのに30分ほどはかかるが、その時間をかけることで、今後の人生でずっと使えるオリジナルの成功法則を見つけることができる。

 

長所をまとめて「自分の取扱説明書」を作る


・最低でも10個、欲を言えば20個書き出せるといい。 得意なことの「長所使い」パターンが多いほど、どんな状況でも自分の才能を発揮した行動をできるようになっていく。そして「この長所があれば、自分はどんな目標も達成していける」という自信も身につく。

 

 

6.「好きなこと」を見つけて努力とサヨナラする


好きなこと興味・好奇心を感じる分野

 

自分が好きな分野のことに対しては、疑問を疑問のままで置いておくのに耐えられない。「知らない」ことを「知っている」という状態に変えたくなるものその差を埋めたいと感じる気持ちこそが「好き」

 

・「好きなこと」には自然と興味が湧くので、それが仕事のモチベーションとなる。
「お金のために働いている人」は 「好きで働いている人」に敵わない。


・「好きなこと」を仕事にすれば、努力する必要もなく自然と夢中になる。自分のモチベーションの源泉と直接繫がっている状態。


・短い勝負では「努力」も有効な戦略だが、長期的な勝負において「努力」は「夢中」に勝てない。


・「野球が好きだから、野球関連の仕事を選ぶ」は間違い。

「好きなこと」という分野で仕事を選んでしまい、その仕事で具体的に何をするかを考えずに仕事を選んでしまうと大抵失敗してしまう。大事なのはその分野で、自分がどんなことをやっている時に楽しいのかという「得意なこと」もセットで考えること。


チームプレイが好き → チームで取り組む仕事

 

能力をコツコツ高めることが好き → 技術を磨く仕事

戦略を考えることが好き → 頭を使うような仕事


・好きなことを仕事にする時は「分野」だけではなく「どんなところが楽しいのか?」もセットで考える。


「仕事にすべき好きなこと」と、「仕事にしてはいけない好きなこと」の違い

 

・「役に立つから好きなこと」は仕事にしてはいけない。

興味があるから好きなこと」を仕事にする。

「役に立つから好きなこと」とは、やった後についてくる「結果」が欲しいからやっていること。

「興味があるから好きなこと」は、触れているその瞬間が楽しいからやっていること。

 

・「役に立たない」という言葉は、好きなことを見つけようとしている人の足を止めてしまう最大の悪魔。


・多くの人がハマってしまう1つの罠がある。合理性に人生を乗っ取られてしまうこと。

全ての行動が「これは役に立つか?」という基準をクリアしていないといけないように感じて、ブレーキがかかってしまうことがある。その結果「『好きなこと』をやって幸せに生きる」という本来の目的を見失ってしまい、「役に立つこと(合理的なこと)」しかしてはいけないように感じてくる。これが合理化の罠。


・「役に立つかどうか?」という基準をいったん捨てて、まず純粋に自分が好きだと思えることを見つけ出す。


-work- 5つの質問に答えて「好きなこと」を見つけ出す


Q1 今お金を払ってでも勉強したいことはあるか?


「好きなこと」を仕事にすると、好きで勉強していることが仕事にも役立ってお金にもなるという循環を作り出すことができる。勉強したいと感じることは、あなたが興味を感じていること。なので、その分野を仕事にすれば、仕事は自分が好きだからやっているという「遊び」になる。


Q2 本棚にはどんなジャンルの本が眠っているか?


これまでに時間をかけて読んできた本を眺めてみることで、自分がどんなことに興味を感じるのかを知ることができる。
ポイントは「役に立つから気になった」ではなく「なぜか気になった」本に注目すること。

「役に立つから好きな本」は理屈で考えて選んだ本。「仕事の業績に繫がりそうだ」などの理由で選んだ本は、好きというよりは「必要」に近いもの。

「なぜか気になった本」は直感で見つけた本。そちらが本当の「好き」。「なぜか分からないけれど、この分野に興味がある」と感じた本を選ぶ。


Q3 これに出会えて「良かった!」「救われた!」と思える分野・ジャンル・ものは

   あるか?


「救われた」と感じる経験から、その対象に興味が湧いて、好きなこととして仕事にしていくパターンはとても多い。自分が出会って救われたと感じることは、非常に強いエネルギーを持っている。次は自分が救われたものを広げる立場として活動してみる。


Q4 これまで生きてきた中で「お礼を言いたい仕事」は何か?


Q5 これまでの人生で世の中に対する怒りを感じたことは何か?


「もっとこうしてよ!」と現状に対して、物足りなさを感じるから、怒りが生まれる。 あなたが怒りを感じる分野を少しでも良くするために働くことはできないか。その分野で働くことは、自然とモチベーションが上がるため、とてもおすすめ。

 

 

7.「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める


「将来のため」に生きるのを今すぐやめよう


・あなたが今「やりたいこと」が分からず迷走しているとしたら、それは自分と向き合うのをずっと先延ばしにしてきたから。「まずは役に立ちそうなことを勉強して、それから『やりたいこと』が見つかったらいいな」と考えているから。 将来のために生きるよりも、今一番やりたいことに本気で向き合っているうちに、ずっとあなたは成長する。


「やりたいこと」は「仮説」でいい根拠


・最初は仮決めで大丈夫。やりながら、よりしっくりくる「本当にやりたいこと」にブラッシュアップしていく。


・仮説がないまま思いつきで行動しても、それで「やりたいこと」が見つかることはほぼない。大事なのは「仮説を立てて、行動し、振り返って、次に活かすこと」。

 

・「好き」に軸足を置いて、「得意」をずらしていくという試行錯誤を積み重ねる。「やりたいこと」とは「好きなこと」と「得意なこと」の掛け合わせ。そしてこの2つのピースが、いきなりカチッとハマることは滅多にない。 実際に働いてみている中で、試行錯誤しながら寄せていくもの。


「やりたいこと」も仮説に過ぎない

 

・働き方の何が良くて何が嫌なのかは、

 

「価値観がズレているのか?」

「『得意なこと』からズレているのか?」

「『好きなこと』からズレているのか?」

と3つの視点で考えればすぐに分かる。


「本当にやりたいこと」を決断する2ステップ


-work STEP 1- 好き×得意で「やりたいこと」の仮説を立てる


・「好きなこと」と「長所」を並べて書き出す。


・「質より量」。絞るのは次のステップ。


-work STEP 2- 「仕事の目的」で「やりたいこと」を絞る


・「やりたいこと」で上手くお金を稼げない人は、自分が「やりたいこと」をやるのに必死で、人にどうやって「ありがとう」と言ってもらいたいかを考えられていない。あなたの仕事が上手くいかなかったり、飽きてしまうのは、自分のことしか考えていないから。 つまり、あなたが「やりたいこと」を通じて関わった人に価値を与えられた時に仕事としても上手く行き、生きがいにも繫がる「本当にやりたいこと」になる。


・持っている価値観の中で仕事を通じて、周りの人、地域、日本、世界に広めていきたいとウズウズする価値観はどれか?それがあなたの「仕事の目的」になる。

 

8.「人生を劇的に変える」自己理解の魔法

 

「やりたいこと」を実現する手段を見つける方法


・「本当にやりたいこと」が見つかった今、これからすべきなのは「本当にやりたいことを実現している自分」と「今の自分」の差を埋めることだけ。


・「やりたいこと」を定めれば、カラーバス効果が効き始め、あなたの「やりたいこと」の実現に必要な情報がどんどん集まってくるようになる。 世の中の情報を見る時に「自分の『やりたいこと』に役立つ情報はないだろうか?」というアンテナが立ってどんどん情報が集まってくるようになる。


・「本当にやりたいこと」はあなたの中から見つけるしかないが、その実現手段は社会に溢れている。


・自己理解の技術を身につければ、 あなたは今後二度と失敗しない。


・成功とは「目標を達成」することではない。「自分らしい今この瞬間」を生きることが成功。


・できるだけ早くやりたいこと探しから「脱出」し 「夢中な自分」を手に入れる。


・ポテンシャルは「本当にやりたいこと」を決めて「夢中」になることで解放される。


・自己理解をすれば、たどり着きたい場所が決まり、その方向にエネルギーを集中させることができるようになる。

 

 

 

 

以上。これらの知識を活かして「やりたいこと」を見つけてみてはいかがだろうか。

 

 

 

 

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